「高金利の外貨で預金をしていれば、円預金より簡単に儲かる」「定期預金か国債だけにしていれば、リスクのない資産運用が可能」「100倍のレバレッジをかけたFX取引など危険だから手を出さないほうがいい」……、いずれも資産運用にまつわる、よくある誤解です。金融商品について「簡単に儲かる」と考えることと「絶対に危険」と考えることは、同じコインの裏と表のようなもの。どちらも金融商品、金融市場に対する誤解、あるいは無知から生じているのです。本書は、こういった誤解を解きほぐし、正しい資産運用や金融商品の選び方の基礎となる考え方を伝授します。