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「永久差異―IFRSの嵐の次に来るもの」税務経理協会

山田 有人

本書のタイトルである「永久差異」とは、税効果会計と呼ばれる会計手続きで用いられる用語である。税効果会計においては、税務と会計の差異を、単なるタイミングの差である「一時差異」と、タイミングではない性質的な差である「永久差異」に分けて、前者のみを調整することが要請される。本書においては様々な “差異”について説明している。すなわち、本書の構成は、会計と税務の“差異”を明確にし、欧米企業と日本企業の税金に対する考え方や手法の“差異”を紹介し、日本企業に税金に対する明確な戦略を構築してもらうことを目的としている(プロローグより抜粋)。