2018年夏、ハーバードビジネススクールにて1週間のEMBA「Authentic Leader Development」に参加されたマネジメント研究科所属の小嶋祐子さんより留学レポートが届きました。
ソーシャルイベント
このプログラムの参加者は、朝、昼、夜と同じカフェテリアで食事を一緒にするので、同じグループ(LDP:Leader Development Group)以外の方々ともお話をする機会はたくさんありました。女性の参加者も多く、CEO を始めとして、様々な要職に就いておられる方々ばかりでした。彼女たちの「凛とした」姿を見ていると、それだけで勇気づけられたりもしました。カフェテリアでの食事以外にも、レセプションも2度開かれました。さすが Executivesの集まりで、どの人もみな例外なく社交的で、誰とでも楽しく話が展開できる、そんな方々の集まりでした。やはり、グローバルリーダーシップには、ソーシャルスキルが欠かせない、と学んだとおりだなと改めて実感しました。
HBSキャンパスと周辺の環境
キャンパス内はとても広くて、緑も多く、本当に良い環境でした。立派な校舎の地下に生協(COOP)やポストオフィスもあり、ビジネススクールの学生にとっても便利な環境が整っていました。6日間滞在した敷地内の寮も高級ホテルと同じくらい綺麗で、7階にある私の部屋からはチャールズリバーと対岸にあるケンブリッジの街並みが一望できました。
カフェテリアの食事はビュッフェ形式でしたが、毎日メニューも飽きない工夫がされていました。寮の部屋にはおそらく意図的に飲み物などは用意されておらず、LDGがいつも集まるちょっとしたリビングルームのような部屋が決まっていて、そこには冷えたたくさんのソフトドリンク、コーヒーメーカー、スナック菓子などが揃えてありました。海外の方々とグループディスカッションを捗らせるには胃袋マネジメントも大切だということも学びました。
HBS留学を終えて
Authentic Leader Development というこのプログラムでは、予習段階から自分の今までの人生を教科書や Field Bookを使用して、様々な角度から自分自身を徹底的に振り返り、現地で授業を受け、 仲間たちとのディスカッションで、さらに深く考えるように構成されていました。自分自身を深く分析する、振り返るということが、いかに難しいかを改めて思い知りました。だからこそ、最後のひとつ前のセッションで仲間の助言も力となり、Purpose Statementを最終化できたときの喜びと感動は忘れることができません。このプログラムの受講生は、文字通り世界中からあらゆる分野のビジネスリーダーが集まっており、HBSが提供する他のマネジメントプログラムも受講をされている方も多数いました。世界中のビジネスリーダ ーがこうして一流の教育を受け、自国に戻り、また自らの後継者を育てていく。リーダーのなすべきこともまた世界共通である、ということを自分の目で見て感じられたことが大きな収穫です。
ハーバードビジネススクール|Harvard Business School
世界的なビジネスリーダーを多数輩出するビジネススクールです。本格的なケーススタディ、クラス討論、ゲストスピーカーによる特別講義、世界中から集まる参加者との国際的な交流ができ充実した学びを得られます。名古屋商科大学ビジネススクールからは社会人を対象としたEMBA(履修証明)への参加を支援しています。