留学の同期
もともと高校、大学と海外の現地校を卒業した経緯もあったことから、NUCB Business Schoolに入学時もどこかのタイミングで大学のプログラムを活用して交換留学をしようと考えてました。ですが、2020年4月に入学したとと同時にコロナが蔓延し、当初は卒業までに海外大学院への交換留学は叶わないだろうと諦めていました。その点、NUCB Business Schoolの提携校の多くは早い段階からオンラインでの授業体制を整えたことで日本から授業を受けることができると伺ったため、自身のネットワークを日本にいながら広げたいとの思いのもと、オンライン留学をする決意をしました。
プログラムの概要
私が今回申し込んだのは、Audencia Business Schoolの夏季限定のSummer Schoolです。こちらのプログラムでは、8週間にわたり8つの授業が平日の5日間で提供がされます。学生は、好きな週に好きな授業を受講できることから、自身の仕事や学業と両立をしながら無理のない範囲で授業を受けることができます。私は、最初の4週間で以下の4つの授業を受講しました。
・Cross Cultural Management
・Corporate Governance
・Digital Transformation
・Intercultural Leadership
こちらからも見てとれるように、非常に多様な分野の授業が提供されるため、多くの国から多くの学生が毎年当該プログラムを申し込むそうです。また、授業を教える講師陣も各国のアカデミックな分野の最前線で活躍されてる方々ばかりですので、そのような方々から講義を受けたいと考える方々が多いのも、一つの特徴だそうです。
留学での経験
4つの授業を通して各テーマについて深く学習できたのももちろんですが、何よりこの”オンライン”留学を通じて様々な国の人たちと知り合えたことがとても貴重でした。プログラムに申し込んだ当初の私は、オンラインでの授業なんて表面的な交流しかなく、その後の関係性構築にまではなかなか発展することは難しいだろうと考えてました。ですが、いざ授業が始まると、学生間の相互のインタラクションを重要視する授業が多く、他国の学生と話す機会が多々ありました。それだけでなく、授業後も個別に連絡をくれる学生もおり、中には私が勤めてる会社でのインターンシップにも興味を持っていただいた人もいました。
コロナに起因して直接現地で授業を受けれないことで得られることは少ないだろうと考えていた私にとって、この”オンライン”留学を通して学んだことは想像以上でした。これに加えて、各授業ではコロナの問題を始め、リアルタイムで進行する様々な時事問題を授業の各テーマ内に盛り込まれていたので、プログラムの質の高さも感じました。4週間という短くも濃い時間で得た経験を、今後のキャリアにも活かせるようにしたいと考えています。