この夏、ハーバードビジネススクールにて1週間のEMBAに参加されましたマネジメント研究科所属の嶋倉さんより留学レポートが届きましたのでご紹介いたします。名古屋商科大学ビジネススクールでは、名門ハーバードビジネススクールにおける短期のEMBAへの参加を支援しており、MBA修了後も参加が可能です。
2015年7月参加レポート
学校
2015年7月27日から8月1日までの6日間、学校推薦により名門ハーバードビジネススクールのEMBAに参加させて頂きました。滞在先は学校内にあるEsteves Hallという寮で、過ごしやすい個室の部屋と、6〜7名で一つのディスカッション用のリビングルームが用意され、コミュニケーションがしやすい作りになっていました。食事も温かいものはカフェテリア、軽食はドームに準備されています。4名のアドミニストレーションのメンバーがいて、講義がスムーズに進むよう開始前から開始後にかけてサポートをしてくれました。
クラスメイトの出身国は、米国(16名)、ナイジェリア(6名)とブラジル(6名)、サウジアラビア(4名)、など全28カ国から合計70名のクラスメイトが集まり、それぞれの現職も、金融、IT, 航空宇宙、鉱業、化学、エネルギー、医薬、不動産、消費材、メディア、弁護士、など多彩でした。日本からは男性1名と私の2名でした。
講義
Bazerman教授を中心としたネゴシエーションの授業では、各課題でバラバラのチーム分けになり、半分以上のメンバーと話す機会が持てました。1日に数回の大小さまざまな課題についてネゴシエーションをしていくのですが、所属する産業や企業、企業内部の立場のみでなく、出身国の政治的、歴史的な側面からの影響もあり、まさに地球規模のサイズを感じました。一番刺激的だったのは、4日目のコロンビア、インド、レバノンのクラスメイトとのネゴシエーションで、授業の内容を通じ、お互いに歩み寄る過程が大変勉強になりました。「実務では日本が一番ネゴシエーションで困った国だった」、というクラスメイトの声を複数聞きました。また私が所属する企業について各地でのビジネスの話を聞けたりと、グローバル視点での客観的な見方を知ることもできました。4日目の夜は先生のすすめもあり、クラスメイトと一緒に街に繰り出して名物のロブスターを食べて英気を養いました。
EMBAに参加して
卒業間際のこのタイミングでなければ、正直、自分の背中を押すことは出来なかったと思います。言語のハードルもあり、時差ぼけもプラスして、寝る時間はあまり取れませんでしたが、名門の学び舎で学習できたこと、何より優秀で素晴らしいクラスメイトとの出会いは大いに影響を受けました。またいつか参加をしたいと考えています。
東京 マネジメント研究科 嶋倉順子さん
ハーバードビジネススクール|Harvard Business School
世界的なビジネスリーダーを多数輩出するビジネススクールです。本格的なケーススタディ、クラス討論、ゲストスピーカーによる特別講義、世界中から集まる参加者との国際的な交流ができ充実した学びを得られます。名古屋商科大学ビジネススクールからは社会人を対象としたEMBA(履修証明)への参加を支援しています。