ISM経営・経済大学 〜海外のビジネススクールで感じたイノベーション〜
名古屋商科大学ビジネススクールにキャンパスツアーでお越しいただいた、リトアニアにある提携ビジネススクールのISM経営・経済大学にマネジメント研究科の伊藤武彦先生が客員教授として招聘され講義を行いました。
本学の在学生・修了生が共に渡航し、講義に参加されました。
参加したマネジメント研究科所属の加藤亮介さんの留学レポートが届きましたのでご紹介いたします。
2015年10月8日-11日参加レポート
リトアニアのビジネススクール
今回、リトアニアISM大学にてMBAに参加させて頂くのと同時に、講義中に日本の特徴的なビジネスとして自社のビジネスモデルを発表する機会を頂きました。
今回訪れたISM大学はリトアニアの首都ヴィリニュスの旧市街にあり、街全体が世界遺産といった、素晴らしい環境の中にある名門校です。旧市街には教会や大聖堂といった歴史ある建造物が数多く存在し、私が泊まったホテルも歴史的な修道院の敷地内にある実に雰囲気のあるホテルでした。
講義参加初日に大学構内を案内して頂きました。まず驚いたことは構内に非常に多くの絵画やオブジェが飾られ、構内のフリースペースにはお洒落なソファーやテープルが並んでいたことです。しかも飾ってあるほとんどのアート作品は在学生が制作したものであるというのです。これはISM大学がイノベーション思考に対して行なっている、独特のアプローチ方法だと説明を受けました。さらに“イノベーション・ラボ”といって、在校生が卒業までに必ず作品を制作するにあたり、イマジネーションを掻き立てるための専用のラボが設けられ、美術指導を行う教授も在籍していて、まるで美術大学のようでした。
MBAにおけるイノベーション
私は、イノベーション創出に必要な「企画/提案型」の週末型MBAに在籍していましたが、海外のビジネススクールにおいて、ここまでイノベーションに関して考え方が進んでいることに只々驚くばかりでした。ビジネスにおいて、専門性や知識を深める事だけではなく、インスピレーションやアート的な感覚を通じ、広い視野を養う事が最大の目的だということです。
初めて参加する海外のMBAスクールの中で、言葉の壁が最大の心配事でしたが、名古屋商科大学ビジネススクールのミッション “フロンティア・スピリット”という気持ちが先に立ったことが今回の挑戦を決めた最大の要因であったと思います。このような貴重な機会を頂けた事や、語学に関しては何も出来ない自分でもまずは挑戦してみようと行動に移せたことは、名古屋商科大学ビジネススクールで学んだ2年間の一つの成果です。卒業してもチャンスがある限り、また挑戦したいと思います。
東京 マネジメント研究科所属 加藤亮介さん
名古屋商科大学ビジネススクールの交換留学
本学は世界各国100校以上のビジネススクールと提携を結んでおり、そのほとんどの学校で授業料免除で交換留学に参加いただけます。ご興味のある方は大学院事務局までお問い合わせください。