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ISM経営・経済大学 〜名商大ビジネススクールと提携校で得られた成長〜

#リトアニア #ISM経営・経済大学 #Study #Tour

9月に名古屋商科大学ビジネススクールにキャンパスツアーでお越しいただいた、リトアニアにあります本学提携ビジネススクールであるISM経営・経済大学にマネジメント研究科の伊藤武彦先生が客員教授として招聘され講義を行いました。

その際に在学生・修了生が共に渡航し、講義に参加されました。参加された水田大哉さんの留学レポートが届きましたのでご紹介いたします。

2015年10月8日-11日参加レポート

所感

これほど有意義な数日間を味わえたのは本当に幸運なことである。リトアニアという普段訪れることのない国の学生と、互いの国や企業の文化を通じて、刺激し合える体験をさせて頂き、また名古屋商科大学ビジネススクールで学んだMBAスキルを実践する場を与えて頂き、心の底から名古屋商科大学ビジネススクールとISM経営・経済大学の関係者に感謝している。来年も是非参加させて頂きたい。


体験したこと、学んだこと


(1)ISM経営・経済大学における講義からの学び

10/8、10/9の2日間は伊藤武彦先生の講義に参加させて頂いた。単なる聴講だけでなく、学生と同じワークに参加すると共に、自らの会社や自業務についてもプレゼンする。もちろん、質疑応答にも答える必要がある。また、講義が日本の組織の考え方に及ぶため、自らの体験や知識を基に、ISM経営・経済大学の学生に随時、臨機応変に説明をしていくことが必要となる(先生に不意に振られることが多々)。これらの講義内容を通じ、学んだことを下記に記す。

  • 一方通行の参加ではなく、双方が文化の違い、考え方の違いを通して刺激し合えることを実感した。リトアニア人学生が日本や日本企業へ興味を持っていること、そして我々もリトアニアに興味を持っていることから、授業中や休憩中など、学生とのコミュニケーションは絶えず、非常に面白い。
  • 普段当たり前の会社生活が、改めてリトアニアにとって違う文化であることを実感すると共に今一度、自分の会社や日本の会社を客観的に考え直す良い機会となった。
  • 英語のプレゼン資料を準備すること、そして40~50人居る学生の前で英語で説明すること、そして質疑応答を英語で行うこと、すべてが名古屋商科大学ビジネススクールの学習の延長であり、応用でもあり、度胸も含め、一歩成長できたと心の底から思う。

2)ISM経営・経済大学教授やリトアニア人学生との講義外活動からの学び

講義の他にISM経営・経済大学教授により、創造性を豊かにするための美術活動の取組みを説明して頂いたり、LunchやDinnerに招待して頂いたりと、その時々に交わす会話も通して貴重な経験を得た。そして、(3)に示すが、日本へ訪問したリトアニア人学生と講義に参加していた学生により、夕食会、バー、観光名所など、講義後にプライベートな時間を夜遅くまで共有させて頂いた。これらから感じたことを示す。

  • リトアニアの歴史を教授との会話より実感。無数の教会に満たされた街中に感銘を受けると共に、ソ連からの独立間もないリトアニアだからこその生の体験談をISM教授から聞けた時はすごく感銘を受けた。今の学生には当たり前だが、わずか20年前には夢にも思わなかった海外への渡航。リトアニアの中でも世代間で大きな文化のギャップがまさに生じている。それに少しでも触れることができたことは貴重であり、感慨深い。
  • 学生たちと講義外でアルコールを交えながらのコミュニケーションは、リトアニア人学生の考え方を知ると共に、国境を超えて互いに楽しむことを実感させる。街中や観光スポットにみんなが車で案内してくれる。数回しか会ったことがないのに、何時間も何箇所も一緒に行動しコミュニケーションを取ってくれるリトアニア人学生に、心の底から感謝すると共に、リトアニア人の人柄(文化)の良さを実感する。

(3)リトアニア人学生と日本でのDiscussion/Welcome Partyからの学び

私がリトアニアへ訪れる前、ISM経営・経済大学がNUCBにキャンパスツアーの受け入れがあり、そのセッションに参加した。自身が所属しているトヨタ自動車についてDiscussionを行った。これは名古屋商科大学ビジネススクールがリトアニア学生を愛知県の企業を訪問する企画を設けており、その一環としてのイベントである。そして、Discussion後にWelcome Partyで学生とコミュニケーションを交わすことができた。

感じたこと

  • Discussionでは、自社について海外の人がどのように思っているのか、どの点に関心があるのか、そして工場見学を通して自社について何を感じたか、などを目の当たりにすることができ、客観的に自社を見つめ直す良い機会となった。
  • Welcome Partyでは、日本の企業についてどう思うか、日本の文化をどう感じるか、など、日本の土地で実感した生の意見を直接交わすことができる。日本に居ながら新鮮な学びを得た。

最後に


リトアニア学生が日本を訪れ、日本の企業や文化を体感し、そしてリトアニアへ我々が訪れリトアニアを体感する。名古屋商科大学ビジネススクールとISMの学生の双方が、学習への理解をより深め、文化の理解もより深め、そして互の親交もより深め、Win-Winの関係が名古屋商科大学ビジネススクール-ISM協定により実現できていることを実感した。このように、お互いが行き来することで、互いを高め合える機会は、希であり、ぜひこの活動は続けていくべきと実感する。


MBA講義の参加者

リトアニアISM大学の教授、学生さんと加藤さん

名古屋 マネジメント研究科 水田大哉さん


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