アブストラクト
2010年、日本経済がデフレ不況で苦しむ中、数少ない「勝ち組」として、上場以来の最高売上、最高益を達成した株式会社ファーストリテイリング。エコノミストのA氏が「ユニクロ栄えて国滅ぶ」と表現したように、その成功の裏には日本経済の縮図が見て取れる。株式会社ファーストリテイリングはその前身の小郡商事株式会社としての創業から2010年で61年を迎える。その沿革は他の日本の小売業同様、社会環境、経済環境の変化を受け、それを克服することにより成長してきた歴史である。戦後、地方商店街にあったパパママストアのひとつであった同社が日本小売業で最高益を上げ、世界をめざせる企業になるまでの成長の軌跡をマーケティング主体で分析し、その成功要因をさぐるとともに、今後の世界市場へのアプローチに向けて、先行する海外の競合企業のビジネスモデルを参考にし、同社がどのような戦略を取るべきか検討するケースである。
詳細情報
ケースID | 10-1069 |
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登録 | 2010 |
業界 | 管理,補助的経済活動を行う事業所(57織物・衣服・身の回り品小売業) |
分析領域 | マーケティング |
ページ数 | 26 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |