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NEC2011

#ICT #グローバル市場 #モバイル


アブストラクト

日本電気株式会社(以降,NECと略)は,1899(明治32)年,日本初の外資系合弁会社として米国製電話機の輸入販売からスタートした。以来約1世紀,通信,コンピュータ,半導体という3つの事業を柱として日本経済の発展と共に成長してきた。1977年には,世界に先駆けて「コンピュータと通信の融合(C&C)」というコンセプトを打ち出し,1990年代には,日本を代表する企業の一つに成長した。しかしながら,100周年を迎えた2000年頃を頂点として,以降現在に至るまでの約10年間は業績不振が続いている。本ケースは,NECの経営トップが,業績不振から立ち直り,今後再度成長軌道に乗せるため,さまざまな可能性を探るというケースである。本ケースには,NECの手掛ける複数事業が登場し,2000年以降の経緯が取り上げられている。また,NECの取り扱う製品群が登場し,それらに関連して,ベンダー,幅広い顧客,最終ユーザといったプレイヤー間の関係性が取り上げられている。主人公は,エレクトロニクス業界,ないし,ICT業界の特徴を前提にして,過去の経緯を振り返り,また今後の成長のため,さまざまな市場のポテンシャルをどのように考え,どのような経営戦略を立案し,どのようにマーケティング戦略を遂行すべきであるか検討する。

詳細情報

ケースID 11-1008
登録 2011
業界 通信機械器具・同関連機械器具製造業
分析領域 総合経営
ページ数 25
言語 Japanese
ティーチングノート あり