アブストラクト
松本銀行は、創業60周年を迎えた。これまでの歴史を振り返ると、地域の資金需要を解決するために、信用組合からはじまり、長野県の地域経済の発展ともに総合銀行、普通銀行そして東証一部上場と順調に発展してきた。しかし、リーマンショック後、地域経済環境は悪化し、2010年3月期は、創業以来の最大の赤字を発表した。この背景は、顧客の変化がある。製造業は、いままでは川上依存型による成長してきた。また、バルブ崩壊後、倒産・廃業率の高い建設業、スキーブームに沸いた観光業は、依然衰退傾向に高い。このような環境変化した中で、松本銀行は、14年ぶりに頭取が交代し、BIS、行政指導等の規制に、組織的対応を整備する一方で、不良債権処理、収益改善を模索している。
詳細情報
ケースID | 11-1019 |
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登録 | 2011 |
業界 | 銀行(中央銀行を除く) |
分析領域 | 企業倫理 |
ページ数 | 39 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |