カゴメ株式会社2011
アブストラクト
カゴメ株式会社(以下、カゴメ)は、これまでトマトを中心とした野菜を使って調味料および飲料の開発を行いながら、主に日本国内のマーケットへ浸透を進めてきた。国内の特定カテゴリーにおいては圧倒的なシェアを保持し、学生からの就職人気ランキングも、株主からの評価も、総じて高い。しかし少子高齢化に伴う国内のマーケットシュリンクは、比較的安定的な業界と言われる食品においても大きなインパクトとなってきている。このインパクトは緩やかに訪れるため、危機感の醸成が難しく、経営としては頭を悩ませる点でもある。本ケースには、カゴメの過去からのDNAや現在の事業展開、およびIR戦略を含めたブランディングなど企業に関する全般的な情報が書かれている。この事実に加えて、マクロ視点やEmerging Marketの最新トレンドも鑑みつつ、これからの5年でカゴメ自身が変革すべきポイントと、将来に夢の描ける戦略を検討していく。その際、一つの鍵となるのがグローバルマーケティング戦略であるが、カゴメの強み弱みを明確にしたうえで、打ち手について考察を求める内容となっている。
詳細情報
ケースID | 11-1055 |
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登録 | 2011 |
業界 | 調味料製造業 |
分析領域 | オペレーションマネジメント |
ページ数 | 29 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |