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キヤノンマシナリー 2013

#組織間関係 #グループミッション #子会社ビジネス


アブストラクト

キヤノンマシナリーは設立時よりグループ子会社として40年間成長してきた。グループの子会社として所属しながらも、自ら挑戦し続けてこなければならなかった。そのような経緯からか、苦しみながらも変化への対応力や現場の変革力が熟成されていった。それがさらに大きな変化点として2006年のキャノングループ入りが生じる。そして「完全自動化」のミッションと「1,000億円企業」の夢を実現させるための経営努力が始まる。当初はキヤノングループからの受注により売上高を大きく増大させた。またグループへの貢献に寄与するため、2002年より減少していた従業員数を急速に拡大させた。しかし近年、売上高の増大は停滞し当初目標である「1,000億円企業」の夢の到達にはまだまだ遠い状況である。2015年にはキヤノングローバル優良企業グループ構想フェーズ Ⅳが終了し、2016年よりキヤノングローバル優良グループ構想フェーズ Ⅴが開始される。フェーズ Ⅴ終了の2020年までに「1,000億円企業」の実現は可能であろうか。また可能とするためには何をどのようにしてゆく必要があるのであろうか。そこでもう一つのキーワード「完全自動化」を実現させるための重要な事業に、外観検査事業が位置付けられる。本ケースでは、この外観検査事業の成長にフォーカスするものである。グループ子会社がさまざまな制約の下でグループミッションを達成させるために、あらゆる組織のリソースや組織間関係の変革を講じなければならない。本ノートでは、上記制約に基づいていかに事業を拡大させてゆけば良いかを検討する。

詳細情報

ケースID 14-1023
登録 2014
業界 電気計測器製造業
分析領域 リーダーシップ
ページ数 20
言語 Japanese
ティーチングノート あり