キーエンス 2015
アブストラクト
キーエンスは名誉会長である滝崎武光が1972年に創業し、一代で築き上げたFAセンサ・制御機器業界のリーディングカンパニーである。創業以来高い利益率を維持し続けていることの背景には、技術的に訓練され徹底的に管理された直販営業部隊の力と、世の中にない商品を生み出し続ける企画開発力だけでなく、滝崎が考え抜きたどり着いた付加価値を積み上げ続けるための組織哲学がキーエンスという企業全体とその隅々にまで浸透していることが指摘できる。本ケースではそうしたキーエンスの組織能力と戦略との適合性を整理しながら、キーエンスの成功要因を振り返り、またその中考えられるキーエンスの経営課題を抽出する。そして、主人公である事業部長の亀井の立場にたってキーエンス事業部の一つである自動認識事業部を取り上げ、FAセンサ・制御機器における今後どのようにマーケティング戦略を練り上げ、遂行するべきであるかを検討する。
詳細情報
ケースID | 15-1030 |
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登録 | 2015 |
業界 | その他の電子部品・デバイス・電子回路製造業 |
分析領域 | マーケティング |
ページ数 | 21 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |