アブストラクト
株式会社デンソーは世界2位の売上高を上げる自動車部品メーカであり、創業時のラジエータ部門から始まる熱事業グループを基幹事業に持つ。カーエアコンを契機として熱事業は拡大し、2000年代初頭までに小型高性能な熱交換器を基盤としたラジエータやHVACなど世界シェアNo.1製品を持つに至った。しかし2000年代に入り熱交換器のコモディティ化が顕在化し、2015年度には営業利益を確保したものの、2016年度は減収減益が見込まれた。本研究は、これまでの熱事業の成長の理由を明らかにし、円高と価格低下から、さらなる収益悪化が想定される危機において、デンソーの熱交換器の取るべき方向を描くことを目的とする。
詳細情報
ケースID | 16-1034 |
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登録 | 2016 |
業界 | 自動車・同附属品製造業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 39 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |