アブストラクト

本ケースは、創業間もない旅行会社がどのように競争優位性を形成すべきかについての議論の材料となる。一昨年にサラリーマンから社長に変身した中島が、創業1年目で黒字成績を出したことに満足せず、社員の生活保障と自分の夢実現ために、自社の中長期成長戦略を模索している過程を描写する。環境変化が激しく、その変化に敏感に反応する旅行業界の中で、自社内で徐々にノウハウを蓄積しながら市場を開拓するのか、それともがインバウンドの波に乗り、外部資源で自社の強みを作り上げるか。二つの中で、どれが中島にとってベスト選択肢になるだろう。

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