アブストラクト

ヴィレッジ・セラーズ株式会社は、オーストラリア出身の社長が日本で起業したワイン専門の輸入商社である。2017年に創業30年を迎えるが、酒類業界全体の消費量の伸び悩みやワイン業界における競争の激しさから、ここ数年間営業員の増員があるにもかかわらず、自社の業績を伸ばせない難しい局面にある。このケースは、ヴィレッジ・セラーズのオーナーの家業レベルから、今後はどのような変化が必要か、事業としてどのように発展し成長していけるのかを中長期的に営業戦略を立て考察するものである。

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