西宮冷蔵 2018
アブストラクト
2002年に起きた雪印食品牛肉偽装事件。輸入牛肉を国内産と偽ったその手口に消費者の不信感が広がった。組織ぐるみの不正を告発したのが倉庫会社西宮冷蔵の水谷社長だった。この事件により雪印食品は解散に追い込まれた一方で、告発した西宮冷蔵も廃業に追い込まれた。なぜ、そのような事態に陥ったのか。不正により企業価値が損なわれるにもかかわらず、なぜ不正を行ってしまうのか。企業不正についてリスクマネジメントの視点で原因を分析し、再発防止策を検討する。また、同様の事件に直面した場合の対応策の知見を得るために、社会倫理を考慮した「正義と不正義」の認識及び「会社への影響度」の2つの視点から、その意思決定の是非を考察する。
詳細情報
ケースID | 18-1122 |
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登録 | 2018 |
業界 | 冷蔵倉庫業 |
分析領域 | 企業倫理 |
ページ数 | 25 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |