アブストラクト
総合重工業メーカーの株式会社IHI (以下、IHI) は、造船事業をルーツとする重厚長大なものづくり技術によって、戦後から高度経済成長期にかけて日本の産業を支えてきた。しかし、地球温暖化防止に向けた二酸化炭素排出削減の政策や規制により、エネルギー事業の柱の1つである火力発電所向けの石炭焚ボイラ事業は事業転換を迫られている。一方で、IHIの研究員である佐藤は、先端研究から将来事業を生み出す「新事業につながるイノベーション」を実現するための方法を模索していた。本ケースでは、総合重工業メーカーの事業転換や研究開発の在り方を議論し、日本の製造業を持続可能な企業へと導くための要因について解明する。
詳細情報
ケースID | 18-1139 |
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登録 | 2018 |
業界 | ボイラ・原動機製造業 |
分析領域 | 企業倫理 |
ページ数 | 30 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |