アブストラクト
2012年頃HDD業界が勢いよく成長する中でサムスンが行っていた事業戦略とM&Aによる企業内の組織葛藤について記述している。サムスングループ内で、サムスン電子はHDD製品ビジネスを展開し、サムスン電機はHDD部品メーカーとして積極的にビジネスを展開していた。だが、HDD業界内でのビジネスは、業界内のリーダーが引き起こしている熾烈な価格競争に巻き込まれていた。韓国のサムスン電子は高付加価値が期待できるHDDモーター企業へと変革するためにHDD製品事業をSeagate Technologyに素早く売却する。そして、サムスン電子は企業再生ファンドの日本産業パートナーズからHDD用モーター部品に係る製造技術を有しているアルファナテクノロジー社株式の100%を1,470億ウォンで取得することに成功した。だが、サムスンが行った革新的な事業戦略(ハード部分)と違ってグローバル人的資源管理(ソフト部分)を疎かにしてしまった。果たしてサムスン電機JATの経営陣は最悪な事態を防げられたのだろうか。
詳細情報
ケースID | 19-1049 |
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登録 | 2019 |
業界 | 電子部品製造業 |
分析領域 | リーダーシップ |
ページ数 | 29 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |