アブストラクト
小田急電鉄は、東京都および神奈川県を中心に鉄道業・流通業・不動産業等を多角的に展開する小田急グループの中核企業である。高度経済成長に伴う首都圏の人口拡大に合わせ、他社線への乗入れ、江の島方面への延伸、バス・タクシー事業展開、沿線拠点駅の駅ビル・周辺不動産の開発、観光業・流通業展開等の多角化に取り組み事業・組織の規模を拡大してきた。しかしながら今般、日本全体の少子高齢化に伴い、中長期的なスパンでの沿線人口減少と、それに伴う各事業の全体的な収益性低下が見込まれる状況に置かれている。本ケースは、小田急電鉄がこうした事業環境の変化に対応し、既存事業の再編や新たなビジネスモデル構築を行い、事業の持続性を高める戦略をどのように描くかについて検討する。
詳細情報
ケースID | 19-1092 |
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登録 | 2019 |
業界 | 鉄道業 |
分析領域 | 企業倫理 |
ページ数 | 25 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |