アブストラクト
電材一次卸Aは、接続端子や絶縁部材・結束バンド等の「雑材」を、メーカーから仕入れ、二次卸商社に卸す企業である。戦後復興時に和楽器屋の経営者が、東京へヒューズの買い出しに出たことを機に創業し73年が経つ。従業員は65名、売上高40億円(2019年6月期)の企業である。本ケースは、経営課題となっている事業承継を、当事者である後継者の立場からその難しさを検討するものである。また、事業ポートフォリオが一つしかない危うさを踏まえ、事業の柱を増やすことを模索するものである。そのため、好業績な同業他社と自社とを比較し考察を展開する。これらの検討を通し、事業承継を機としたイノベーションの発露の示唆を得たい。
詳細情報
ケースID | 20-1018 |
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登録 | 2020 |
業界 | 電気機械器具卸売業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 24 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |