アブストラクト
創業173年、老舗企業である九州製薬は三代目社長が開発した一般用医薬品(OTC)を始め、五代目社長が医療用医薬品(Rx)の領域にも進出し、年商1,500億の企業を作り上げた。2009年までは日本市場以外の海外市場を担当する国際事業部の売上はまだ社内で5%未満の状態だったが、2019年にはついに30%を超えた。海外市場の売上の急成長に、現在の国際事業部の組織体制や人材面は追いていない様子である。日系企業が海外進出する際に、直面する課題を提示し、海外展開時に本社と海外の組織のあるべき姿を検討した上で、九州製薬の将来の成長戦略を考察する。
詳細情報
ケースID | 21-1009 |
---|---|
登録 | 2021 |
業界 | 製薬業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 35 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |