アブストラクト
2021年に京セラで、第三者機関の認証試験における不正行為が発覚した。「人間として何が正しいのか」を判断基準とする「京セラフィロソフィ」の実践を社員に求めてきた京セラにとって、不正行為の発覚はフィロソフィが社内に浸透しきっていないことを表していた。組織規模が飛躍的に拡大し、M&Aにより異なる組織文化で育った社員も増加するなか、社内にフィロソフィを浸透させることは困難な経営課題になっている。創業者・稲盛和夫氏の思いが込められたフィロソフィをいかにして受け継いでいくか。本稿では、京セラの過去の取り組みを振り返りつつ、主人公がフィロソフィの社員への浸透を模索する。
詳細情報
ケースID | 22-1006 |
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登録 | 2022 |
業界 | 製造業 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 34 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |