アブストラクト
ダイキン工業は、売上高3兆円(2021年度決算)を誇る、空調業界のグローバルナンバーワン企業である。しかし、井上礼之が社長就任した1994年当時、同社は、円高や大冷夏による影響が売上の7割を占める空調事業に直撃し、17年ぶりの経常赤字に陥っていた。その後、井上による様々な事業変革が功を奏し、世界規模の金融危機となるリーマン・ショックの前年2007年まで、14期連続増益を達成。2010年から世界規模の経済停滞を引き起こす新型コロナウィルス拡大の前年2019年まで、10期連続増収を達成するに至る。本ケースでは、井上の成し遂げた事業変革を概観することで、「競争に勝つ」ための事業戦略の要諦と、その原動力となる「組織と人」の在り方を探っていく。
詳細情報
ケースID | 22-1056 |
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登録 | 2022 |
業界 | 製造 |
分析領域 | リーダーシップ |
ページ数 | 25 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |