アブストラクト
Woven Coreは、トヨタ自動車が設立した子会社で、主に自動運転・運転支援ソフトウェアを開発している。2018年の設立以降、「シリコンバレーのイノベーションと、日本のクラフトマンシップの融合」を掲げ、海外のタレント人材採用やM&Aを含む、一千億円規模の積極的な投資をしてきた。しかし、2022年に入り原材料高やインフレで景気の先行きが不透明になり、自動運転業界にも強烈な逆風が吹き始めている。本ケースは、Woven Coreで自動運転開発を統括する技術経営トップの目線に立ち、トヨタのような日本企業がシリコンバレー流を取り入れる際の苦悩を描きながら、顧客目線に立った長期的な技術投資戦略のあるべき姿について議論の材料を提供する。
詳細情報
ケースID | 22-1133 |
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登録 | 2022 |
業界 | 自動車 |
分析領域 | 総合経営 |
ページ数 | 26 |
ティーチングノート | あり |