アブストラクト
建設現場の監督、商用車開発、旅客機開発の中で、ものづくりによる価値提供を追求した主人公を追い、Made In Japanの行き詰り要因を考察する一助とした。建設業での経験で主人公は、働く動機を重視する考え方を持つ。商用車メーカーでは、激しい開発競争に熱中しつつも、外部環境の変化に対応出来ず劣化する組織に直面した。その一方で外国人達が、Made In Japanを支えるバリューチェーンが生む価値に、強く動機付けされている事を知る。しかし旅客機開発は、トップマネジメントが極めて優秀な人材を無自覚にすり潰し、莫大な資金・長大な時間を浪費して同じ失敗を繰り返し、その事に気付けないまま瓦解した。劣化する組織に抗う主人公達の試みは全て失敗した。
詳細情報
ケースID | 23-1157 |
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登録 | 2023 |
業界 | サービス業 |
分析領域 | リーダーシップ |
ページ数 | 29 |
言語 | Japanese |
ティーチングノート | あり |