NHK NEWS WEB特集 《なぜ人は真ん中の商品を選ぶのか》
NHK NEWS WEB 特集に岩澤誠一郎教授のインタビューが掲載され、「ビジネススクールでも行動経済学」を学ぶ意義について解説なさっています。
「こちら」をクリックでご覧いただけます。→URL「こちら」(なぜ人は真ん中の商品を選ぶのか)
《ビジネススクールでも行動経済学》
岩澤誠一郎教授は、本学(名古屋商科大学ビジネススクール)EMBAコースで Behavioral Economics (行動経済学)をご担当されています。
NHK NEWS WEB 特集の中で岩澤誠一郎教授は、ビジネススクールの講義にBehavioral Economics (行動経済学)を取り入れている理由として、「たとえば、取引先の顧客が非合理的な選択をしてしまいそうなときや、部下が問題行動に陥っているときに行動経済学の考え方を理解して議論すれば、よりよい解決策を提示できる」とお話し下さっています。
確かに、「合理的経済人」ではなく、感情的で非合理的な部分も有する「生身の人間」を人間像の前提としている《行動経済学》をビジネスに応用すれば、業績・生産性・モチベーション等を高めることにつながります。とりわけ、「選択アーキテクト(設計者)」として振舞う場面では効果が得られ易いというエビデンスがいくつも示されており、「行動経済学を知る者は、ビジネスをも制する」とさえ言われています。
しかし反面、行動経済学の課題は「どう活用すべきか」つまり、消費者の心理を意のままに操り「暴利を貪る」ような悪用を避けねばならない点にあります。
それゆえ、ビジネススクールの中で Business Ethics (企業倫理)などと共に《行動経済学》を正しく学ぶことで、「真にビジネスを制する者」へと変貌できるのではないでしょうか。
*「おはBiz」(おはよう日本)ご出演*
重ねてのご案内です。
2017年11月17日(金)、NHK「おはよう日本」のビジネスパーソン向けのコーナー「おはBiz」で、ノーベル経済学賞受賞を機にますます注目されている《行動経済学》が特集され、岩澤誠一郎教授がご出演されました。
野村総合研究所、野村證券で日本株ストラテジスト等を務めたご経験を踏まえ、《行動経済学》の専門家としてインタビューに答えていらっしゃいます。
放送(動画・テキスト)は、NHKのホームページでご覧いただけます。「こちら」をクリックでNHKサイトへ。
→URL 【こちら】
岩澤誠一郎教授 プロフィール
名古屋商科大学経済学部長。金融業界で働いてきた経験を生かし、資本主義の世の中で自分を生かしながら活力を持って生きていく術を学生達に伝えたいと考えている。学者としての当面の目標は、アナリスト、ストラテジストとして企業経営者、市場関係者と直接コミュニケーションを行ってきた経験を生かし、その心理・思考・行動のあり方を学問の世界にフィードバックしていくこと。より長期的な目標は、神経科学、生物学、心理学、言語学、人類学、社会学、歴史学等の知見を参照しながら、行動経済学を突破口として、人間の「可能性の中心」を探求すること。個々の人間が活力を持ってその可能性を実現できる、それを可能にする社会のあり方を模索し、世に問うていきたいと考える。
専門分野:行動経済学、行動ファイナンス
《教員紹介ページ 岩澤誠一郎教授》