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岩澤誠一郎教授の記事が日経ヴェリタスに掲載

#米国 #クレジット市場 #景気後退 #景気循環

岩澤誠一郎教授 執筆の『米景気、嵐の前の静けさ』が、2020年2月2日発行の日経ヴェリタス「異見達見」に掲載されました。


寄稿文の中で岩澤誠一郎教授は、米国ではクレジット市場の拡大が続いているが、これは「嵐の前の静けさ」なのではないかと指摘されています。


米国ではクレジット市場の拡大が続く一方で、1年以内の景気後退懸念も強い。

経済学者の研究によれば、投資家心理を反映したクレジット市場が楽観に傾いた場合、その2年後の経済成長率にマイナスの影響を及ぼす傾向が見られる。

景気拡大の長期化で、クレジット市場がさらに過熱し、有効需要を創出することで、その後1〜2年の実体経済にも浮揚効果が加わるのだが、その後は経済成長力の鈍化にあらがえず、景気後退期が到来するであろう。

今はまさに「嵐の前の静けさ」なのではないかと、警鐘を鳴らしていらっしゃいます。


岩澤誠一郎教授のプロフィール
専門は、金融経済学・行動経済学。
1987年野村総合研究所入社。証券アナリスト業務に従事。2006年から野村証券でチーフ・ストラテジスト。2010年にマネージング・ディレクター。2012年から名古屋商科大学大学院教授。2013年に同大学経済学部長に就任。International Review of Economics and Finance誌などに論文を発表。米ハーバード大学博士(経済学)。ビジネススクールでは「Behavioral Economics」「Corporate Finance」を担当。学生からの授業調査で、「アウトスタンディング・ティーチング・アウォード( Outstanding Teaching Award)」を3年連続受賞。