2021年サマープログラムがオンラインで開催されました(Vol.1)
先日、2021年サマープログラムがオンラインで開催されました。今年のテーマは、「Leading Mindful Digitalization」。名古屋商科大学と名商大ビジネススクールが主催するこの季節限定のプログラムでは、4日間にわたる講義、プレゼンテーション等を経て、5日目のデジタル・トランスフォーメーション・グループ・プロジェクトを通じ、デザイン思考のイノベーション手法を用いたデジタル・トランスフォーメーション・イニシアチブの効果的な実施について、業界や学術的な視点から学んでいきます。参加者にとって、世界各国からの参加者やプレゼンターとの国際的なネットワークを構築する貴重な機会となりました。
初日は、三菱航空機株式会社のグローバル情報技術責任者であるPeter Faulkner氏のプレゼンテーションから始まりました。「人工知能はデジタル変革(DX)を推進するか」と題したプレゼンテーションでは、さまざまな分野でAIがどのように導入されているかを参加者とともに議論し、技術開発とデジタル変革の関係について問題提起をしました。またLouie Wong教授による講義、“Digitalization: Leveraging Technology for Business Transformation”では、組織に根本的で有益かつ持続的な変化をもたらすためには、デジタル変革をどのように定義し、どのようなプロセスを構築すべきかについて考察しました。
2日目は、金融業界で25年以上の経験を持つ、FinTech社の創設者であり代表取締役でもあるNorbert Gehrke氏によるプレゼンテーションから始まり、締めくくりとなったRicardo Lim客員教授による講義、“Designing Digital: Empathy, Ideation, Prototyping for Customers”では、アフリカの銀行融資プラットフォームM-Kopaを例に、消費者行動について参加者とともに考えました。
3日目以降は、これまでに学んだことの実践として、参加者はプログラムで得た知見がどういうものかを再検討し、それらをどのように活用することで問題を解決することができるかについて考えていきます。