「日本のグランド・デザイン策定を行う公開教育フォーラム」開催
2022年3月19日、「日本のグランド・デザイン策定を行う公開教育フォーラム」のイベントとして、ロシアとウクライナ紛争を主題とした公開フォーラムがオンラインにて開催されました。
第一部は、ロシア・ウクライナ専門家による講演。第二部は、国際政治専門家による講演。第三部では、登壇者と90名を超える参加者による総合討論が行われました。
*URLもしくはページ最下部より各セッションの録画をご覧頂けます。
【第一部】(動画配信 https://youtu.be/HVPILNenq2s)
松里 公孝(東京大学法学部教授):「プーチンの戦争目的、あるいは露ウ戦争の落としどころ」
岡部 芳彦(神戸学院大学教授,ウクライナ大統領付属国家行政アカデミー名誉教授):「ウクライナの視点」
Dr. Muhametov,Ruslan,Salihovich(Ph.D.,Associate Professor, the Department of
Political Sciences, Ural Federal University):“The Causes of Ukraine-Russian Crisis”
【第二部】(動画配信 https://youtu.be/uFsZuofBpXs)
伊藤 貫(外交アナリスト):「イデオロギーを振りかざすアメリカの独善外交」
長尾 賢(ハドソン研究所研究員):「ロシアのウクライナ侵攻がインド太平洋の安全保障協力に与える影響」
村主 道美(国際政治,学習院大学教授):「大国に隣接する国の「主権」と国際的役割――ウクライナの場合」
【第三部】(動画配信 https://youtu.be/w06wehHRAKo)
「総合討論と提言」
本プログラムを主催している本学・姉川知史教授はフォーラムを総括して、
「日本のメディア関係者・政策担当者が忘れている、学問に根ざした多様な視点が示された。
必ずしも意見は一致しないが、異なる意見を聞いて討議することによって、我々の視点は確実に高まった。
これらの意見は、日本だけでなく世界中の人に知ってほしいことである。
結論は、『ロシアを制裁すれば解決する』というものではない。国際経済のシステムが変わる可能性がある。
時間の制約がなければ、中国視点での議論も十分に行いたかった。」
と述べられました。
*なお、本フォーラムには姉川 知史教授が受けた「2021年度 日本経済研究センター研究奨励金」の一部が使用されています。