名古屋商科大学大学院会計ファイナンス研究科(MSc in Accountancy & Taxation)の修了生である片桐千秋さんと柿澤庸太さんが、学会発表を行いました。 片桐千秋さんの修士論文は、租税回避行為に関する租税判例の認容率の実証分析であり、独自性のある内容に仕上がっていました。指導教官であった野坂和夫准教授を研究代表とし、野坂和夫准教授がさらに高度な統計モデルで実証分析を行い、3名で共同発表を行いました。
学会発表の概要は以下の通りです。本論文「租税回避行為に関する租税判例の認容率の実証分析」の研究目的は、法令解釈上難しい税回避行為に関する租税判例の認容率は高いと考えられるため、その因果関係を実証的に明らかにすることです。本論文の結論は、税回避行為に関する租税判例において、法令解釈上難しいと考えられる事件の場合には、その認容率が概ね高い、ということです。
片桐千秋さんは現在、博士号取得のための進学先を考えるとともに、今後も研究実績を積み重ねるべく、仕事の傍ら、研究にいそしんでいます。また、 柿澤庸太さんは現在、他大学院会計学研究科の博士後期課程に在籍中であり、博士(会計学)を取得すべく、 仕事の傍ら、研究にいそしんでいます。
MSc in Accountancy & Taxation