令和8年度入学式が挙行されました
4月1日、令和8年度4月新入学生を対象とする入学式が日進キャンパスにて挙行されました。
本学への令和8年度4月入学新入生は179名、4月1日現在の総在籍者数は652名となりました。
入学式では、新しい生活をスタートさせた学部・経営大学院の新入生に対して、本学栗本博行学長からの式辞ならびに特別来賓としてお招きしたオーストリア ウィーン経済・経営大学(WU)名誉教授・同大学WUエグゼクティブ・アカデミー名誉学長 ボド・B・シュレーゲルミルヒ博士から祝辞が述べられました。
栗本博行学長の式辞では「名商大の使命」「学びの本質」「越境する才能」の3つのテーマについて述べました。
特に「名商大の使命」では、本学が90年以上にわたり追い求めてきたミッションである「最高の商学教育の実践」について触れ、この使命を実現するために、世界標準の経営教育を追求することを誓いました。次世代のリーダーを目指して、実務と学業とを両立しながら新たな生活に期待を膨らませる大学院の新入生に激励の言葉を贈り、最後には「開かれた道を行くな、未踏の地を切り拓け」という名商大の信念を掲げました。
令和8年度入学式の特別来賓として、オーストリア ウィーン経済・経営大学(WU)名誉教授・同大学WUエグゼクティブ・アカデミー名誉学長 ボド・B・シュレーゲルミルヒ博士をお招きしました。
博士は、3つのテーマに沿ってお話しされました。1つ目は、地域紛争や貿易摩擦などの「地政学的な緊張」。サプライチェーンは今や経済の問題ではなく、安全保障の問題となっているが、こうした時代には、文化を理解し、歴史を読み、責任ある判断を下せるリーダーが求められる。2つ目は、AIや自動化、デジタルなどの「技術の急速な変革」。しかし、どれだけ技術が進歩しても、その方向性を決めるのは人間である。その際、その技術を「なぜ」、「誰のために」使うのかを問い続ける倫理観と判断力が必要です。そして3つ目は、「人口動態の変化」。日本を含む多くの先進国が、歴史上かつてない規模の人口減少に直面し、社会構造そのものが変化している。一方でアフリカやインドでは人口が急増し、世界の重心は大きく移動しつつある。皆さんが活躍する舞台は、1つの文化や1つの世代に収まらず、異なる背景を持つ人々と協働し、成熟市場と成長市場の両方を見渡すリーダーが必要である。その際のリーダーシップとは、成果を出すことだけではなく、社会に対して誠実であることをも意味する、と述べられました。
最後に、まず、「好奇心を大切にすること」、次に、「勇気を持つこと」、さらに、「責任を持って行動すること」の3つを大切にして欲しいと述べられ、そして、「どの時代の若者も、課題や矛盾、不条理も含めて自分たちが作ったわけではない世界を引き継ぐ。しかし、世界を変える力も受け継いでいる。世界は単純ではないけれど、複雑さとは恐れるものではなく、形作るものである。」というお言葉で締めくくられました。
4月4日(土)より、春学期の授業が始まりました。新入生の皆様が有意義で充実した学生生活を送れるよう、教職員一同、全力でサポートしてまいります。