《EMBA講義》Business Ethnography 納村信之教授
Business Ethnography
今回は、納村信之教授による「Business Ethnography」を紹介します。納村信之教授は、清水建設、プランテック総合計画事務所を経て、株式会社テレデザイン一級建築士事務所で取締役を務めるという経歴をお持ちの先生です。
当講義は「Business Ethnography/ビジネス・エスノグラフィー」と題され、もともと民俗学などで研究対象を観察する手法として発達してきたエスノグラフィーを、ビジネスに適用し、新たなマーケティングの可能性を模索することで、イノベーションとクリエイティブシンキングを養成していきます。
講義3日目の内容
第1週目で、建築・都市空間の行動観察「観察→分析(仮説)」の講義を受けて、第2週目では、行動観察からの提案「分析(仮説)→提案」について学びました。
講義3日目では、現地調査によって建築空間を分析し、KJ法を用いて問題点を洗い出し、より良い提案を行うための問題点の発見の仕方について、講義・フォールドワーク・グループディスカッションを通して学びました。
グループディスカッションや発表の際には、様々な質問や意見が飛び交い、自由闊達な議論がなされておりました。
KJ法とは
データをカードに記述し、カードをグループ毎に分けて図解してまとめる。共同での作業にもよく用いられ、創造的問題解決に効果的とされている。フィールドワークを行った後で、集まった膨大な情報を効果的にまとめるために考えられた。