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《女性キャリア支援》オンラインMBA入門

#オンライン #ケースメソッド

オンラインMBAについて


去年の秋から始まった「オンラインMBA入門」の授業が2019年3月14日(木)に最終回を迎えました。
「オンラインMBA入門」は、国内外問わず出産・育児・介護・転居等に伴い休職や離職されて再就職を希望している方を対象に、通学不要のオンラインコースとして始まりました。出産や育児および介護で休業中の方のみならず、家族の海外駐在に同行し現地では仕事をしていない方や経営学を学んだことのない方でも、学ぶ意欲の高い女性の方々が参加されました。


授業最終日


オンラインMBA入門の授業最終日はワークシフト研究所の特別授業として所長である国保祥子先生が授業を行いました。ワークシフト研究所は「ワークシフト・メソッド」を用いた意識変革・組織改革を専門とする研究機関です。限られた時間で最大限の成果と、付加価値を創造する社員と組織を創ります。また、女性管理職の人材育成にも力を入れています。


授業の内容は「職場への復帰を展望する(復職準備)」について。授業の前に予め受講者に配布したあったケースを使用し、育休復帰者に求められている働き方について議論が行われました。ケースの主人公は四年制大学を卒業し、中堅 WEB サービス企業に正社員として就職した女性。結婚し出産を機に育児休業をとっていましたが、無事に保育園に子供を預けられることが決まったことで職場復帰をすることになりました。元々所属していたA課(リーダー職、残業あり、やりがいを感じている)に戻るか、B課(時短で給料がかなり減ってしまう)へ異動するか…。多くの女性が直面する事例で共感できる内容なだけに、どの受講生も主人公になったつもりで真剣に自分の意見を述べられていました。


竹内伸一教授


1988年早稲田大学教育学部卒業。マツダ株式会社を経て、2004年慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了、2011年慶應義塾大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学、2015年広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了(博士(教育学))。2004年ケースメソッド教育研究所代表、2006年株式会社ケースメソッド教育研究所代表取締役。2006年慶應義塾大学大学院経営管理研究科特別研究助手、同講師、特任准教授を経て、2016年徳島文理大学人間生活学部教授、2018年名古屋商科大学大学院マネジメント研究科教授。マツダ株式会社では国内販売会社の経営管理を人材育成の側面から主導し、国内拡販プログラムとしてのMazda Sales Expansion、ならびに社内変革プログラムとしてのStrategic Initiativesに参画。当時の親会社フォードの主要ブランド6社との国内事業交流イニシアチブであるFord Exchange Programメンバーとして、米国ディアボーンでも活動した。専門領域はケースメソッド教育で、その探求のための学問バックグランウンドは教育哲学・教育方法学・専門職教育史(高等教育史)・教育経営学・組織行動学・管理会計学と、教育学と経営学の両面からアプローチできる立場にある。ケースメソッド教育の組織導入実績および著書・論文・記事、大学FD出講多数。


名商大ビジネススクールのケースメソッド型授業について
名古屋商科大学ビジネススクールでは、すべての授業において最新のビジネスケースを教材とした「ケースメソッド」を導入。ビジネスケースに綴られているのは、実在する企業が日々直面している経営課題です。経営者の視点に立って、ビジネスケースを読み解き議論を繰り返し、数百におよぶ多様な事例を元に経営者意思決定を擬似体験することで、実践的なマネジメント力を高めます。分析力、論理的思考、プレゼンテーション能力、リーダーシップ。経営には多岐にわたる能力が必要です。また、名古屋商科大学ビジネススクールのケースメソッドでは予習・グループ討議・クラス討議の3ステップを2年間で200ケース以上繰り返すことでこれらの力を培います。