ビジネス公開講座第105回を開催しました
名古屋商科大学ビジネススクールでは、皆様の見識を広げる場として平成14年から「ビジネス公開講座」を開講しています。
各分野の専門家をお招きし、経済や金融、または政治やグローバルビジネス環境などについて最先端の知見を講演していただきます。
平成27年度秋期は「識者にきく-現状と展望」をテーマとして開催しています。
年明けからの日経平均株価の急激な下落と上昇をうけ、今日本経済が何の影響を受けているのかを解明するため3月2日にビジネス公開講座を追加開催いたしました。
株式会社双日総合研究所チーフエコノミスト吉崎達彦氏をお招きし、「2016年の世界経済を読む」と題して世界の経済や情勢についてご講演いただきました。
吉崎氏は、一橋大学卒業後、1984年日商岩井株式会社に入社されました。
米ブルッキングス研究所客員研究員、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て、2004年から現職でご活躍されています。
世界経済に影響を与える要因は何なのか?
吉崎氏のお話の中に、2016年の経済の鍵を握るのは中東(石油)・中央銀行・中国経済の「三つの中」であるとし、
世界情勢の変動が原油価格の下落を起こし、原油価格の変動が中国経済にも影響を与える、相互影響の関係をお話しいただきました。
また自身が得意とするアメリカ経済の話題にもふれ、まさに今激戦が繰り広げられているアメリカ大統領選のスーパーチューズデーのリアルタイムな話題も展開され、トランプ候補が支持される米国民の民意についても解説されていました。
テレビや吉崎氏自身が主宰するウェブサイト『溜池通信』ではなかなか聞けないようなお話も多く、参加された方々は深く頷いたり、メモをとるなどの姿が見られました。
来年度も各界のプロフェッショナルをお招きして開催します。見識を深める機会としてぜひお越しください。
来年度の予定は春に公開予定です。スケジュールが決まり次第、WEBサイトにてお知らせいたします。
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