教育課程

Programs

特別講演

Open Seminar

  1. TOP
  2. 教育課程
  3. 特別講演
  4. 特別講座・講演
  5. 特別講演『ChatGPTと問いかけの力~プロンプトエンジニアリングを超えて~』

特別講演『ChatGPTと問いかけの力~プロンプトエンジニアリングを超えて~』

"0→1の発想を生み出す「問いかけ」の力"の著者であり、IDEO社ディレクターの野々村健一氏をお迎えし、人工知能時代における我々の「問いかけの力」について討議します。

*現在キャンセル待ちにてお申し込みを受け付けております

開催日時
19:00〜21:15
会場
東京
〒100-6309 東京都千代田区丸の内2-4-1丸の内ビルディング
https://mba.nucba.ac.jp/access/tokyo.html
受講料
不要 円
言語
Japanese
申し込み締切日

対象者
社会人 / 学部生 / 修了生 / 在学生 / 事業承継者 / 教育関係者
どなたでもご参加頂けます

Faculty

野々村 健一 氏

{title}

講演内容

ChatGPTに代表される大規模言語モデル(LLM)の出現によって、人工知能技術は我々の社会やビジネスに衝撃的なインパクトをもたらそうとしています。LLMは人の自然な言葉で発する質問を理解し、膨大な知識データセットから関連する情報をまとめ、自然な文章で返します。この質問は「プロンプト」と呼ばれ、前提や条件などを適切に補うことでより趣旨に沿った答えを得ることができます。今では、人工知能の解答を制御するための質問文を設計する「プロンプトエンジニアリング」も注目されています。しかし、これはあくまでも回答の形式であり、回答の中身をより趣旨に沿ったものにするためには、さらに適切な「問いかけ」が重要です。

このイベントは、"0→1の発想を生み出す「問いかけ」の力"の著者であり、IDEO社東京スタジオのマネジングディレクターの野々村健一氏をお迎えし、人工知能時代における我々の「問いかけの力」について討議します。野々村氏はその著書で、「問い」が人や組織のクリエイティビティや問題解決力を大きく左右するとし、今の時代に求められている力は、「答えを探す力」ではなく、「問いを立てる力」であると主張しています。著書では、「問いかけ」は人や組織に対するものですが、ChatGPTの登場で、LLMに向けるものとしても重要になってきました。

本講演では、次のような討議を通じて、どんな問いかけが、私たちだけでなくLLMをクリエイティブにし、問題解決力を高めることができるかについて理解を深めたいと思います。

  • なぜ問いかけの力が重要になってきたのか?
  • 問いかけによってLLMはどのように回答を適したものにするのか?
  • 問いかけによってChatGTPを、よりクリエイティブにできるか?
  • プロンプトエンジニアリングを超えた問いかけとはどういうものか?
  • 問いかけは人の発想をどのように変えるのか?
  • 問いかけは組織の力にどのような影響を与えるのか?

人間と人工知能が協力して生み出すことができる可能性はまだ未知ですが、プロンプトが、人とLLMとの唯一の情報チャンネルである以上、いかに優れた「問いかけ」をするかが、その可能性を左右することは間違いないでしょう。LLMはビジネスにどんなインパクトをもたらすか、ビジネスにどのように役立てるべきか、組織としてLLMとどのように向き合うべきか、などを考えている皆さんにとって、有意義な内容となることを目指したいと思っています。

当日のアジェンダ(予定)

  1. オープニング 北原康富教授(名古屋商科大学ビジネススクール教授)
  2. 基調講演「ChatGPTや生成AIが示す問いかけの重要性 〜0→1の発想を導くには、こう問いかける〜」 野々村健一氏(IDEOディレクター)
  3. 討議セッション 野々村氏と北原教授、そして参加の皆さんとのインタラクティブなセッションを予定

特典 当日参加の皆さんの中から抽選で5名に、著者サイン入り"0→1の発想を生み出す「問いかけ」の力"を進呈


スピーカー IDEO Tokyo マネージング・ディレクター 野々村 健一氏 


IDEO Tokyoのマネジングディレクター兼共同代表を務める。慶應義塾大学卒業後、トヨタ自動車に入社し、海外営業や商品企画を担当。その後、米ハーバード・ビジネススクールへ私費留学し、経営学修士(MBA)を取得。IDEOの東京オフィスの立ち上げに従事。現職。国内外のさまざまな企業や団体とのプロジェクトを手がける。IDEO共同出資のベンチャーキャピタルファンドD4Vのファウンダー。著書に『0→1の発想を生み出す 問いかけの力』がある。名古屋商科大学大学院国際アドバイザリーボードメンバー。内閣府オープンイノベーション大賞選考委員。


司会 名古屋商科大学ビジネススクール 北原 康富教授