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《EMBA講義》Changing the Game 加藤和彦教授

#ビジネススクール #EMBA #プラットフォーム競争戦略

Changing the Game


加藤和彦

今回は加藤和彦教授による本学初開講「Changing The Game」を紹介します。加藤和彦教授はKDDIや、米国シリコンバレーIT企業であるサン・マイクロシステムズの競合戦略室(WarRoom)、シスコシステムズ等、世界的IT企業の日本法人での役職を歴任された経歴を持つ先生です。
当講義は「Changing The Game / 革新的市場競争戦略」と題され、基本的なMBA原理やフレームワークをベースに、近年注目されている「プラットフォーム競争戦略」をじっくりと学び体得し、実際の業務における論理的思考プロセスを養成していきます。


プラットフォーム競争戦略とは


プラットフォーム競争戦略とは、製品やサービスのみを提供するのではなく、他社がそれを利用して製品製造やサービス提供を行えるような「プラットフォーム」、つまり土台や基盤を提供し、それを補完する製品、サービスを構築して、より高い価値を顧客に提供しようとするものです。代表的な例では、AMAZONやApp Store、楽天、Facebook等があり、近年最も注目、活用されているビジネスモデルと言われています。


講義初日の内容


加藤和彦教授の講義の様子

講義初日は、「プラットフォーム競争戦略」の基本的な原理、戦略思考、発想をじっくり学んでいきます。
まず、加藤先生からのコールドコールは「なぜ、ピコ太郎のPPAPが流行ったのか?」 初開講ということもあり緊張感が漂っていた教室内の空気も、予想外の質問でガラッと変わります。

これを機に過去の事例を「プラットフォーム競争戦略」を使用して説明するというディスカッションが進んでいきました。さらに、VHSとベータマックスによるビデオテープの規格争いから「デファクトスタンダード」について、企業名が付くほど有名なジレット社の消耗品ビジネス案「ジレットモデル」についても学んでいきます。身近な事例、ビジネスモデルの中にも「プラットフォーム競争戦略」を利用している企業が多数あることに気付きました。

午前中最後のお題は「なぜ、徳川陣営は関ヶ原の戦いで勝利できたのか?」
皆さんはこの理由をプラットフォーム競争戦略で説明できますか?


受講生からの声

  • 現職との関連が少ない分野だったが、身近にある多くのものがプラットフォーム競争戦略によって成り立っている事がわかり、これからの時代のビジネスにおいて知っておくべき内容が詰まっていたと感じました。
  • 近年、自社でも取り組むようになったプラットフォームの概念について、体系だった学びを得る事ができました。
  • 明日からの仕事ですぐに使える内容で、広い視野で、深く様々なプラットフォーム事業を検討する事ができ、更に興味を持つ事ができました。
  • 具体例やPPTの資料もあり、とても理解度を深めやすく、濃厚な内容でした。コールドコールが緊張感がありよかったです。
  • 先生の「ここで何かを得てほしい」という熱い思い、魅力的で飽きない講義構成のホスピタリティが感じられる授業でした。