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《EMBA》Marketing Management 牧田幸裕教授

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大阪校開講の牧田幸裕教授によるEMBA「Marketing Management」をご紹介します。


「Marketing Management」牧田幸裕教授


この授業では、マーケティングの基本コンセプトからフレームワークの理解と活用までケースメソッドを通して実践的に学びます。また、市場環境の変化からどういうセグメントをターゲットとしたのか、そのターゲットに刺さるポジショニングの軸は何か、ポジショニングを実現する製品戦略、価格戦略、ターゲットセグメントに最適なチャネル戦略、ポジショニングを最適に表現するプロモーション戦略は何か、マーケティング全体の整合性を重視したケース分析能力の向上を目指します。


アディダスのマス・カスタマイズ企画 「mi adidas 」


近年、顧客のニーズが多様化する中で、顧客が自分好みに商品をカスタマイズすることができるマス・カスタマイゼーション(以下MC)に多くの企業が取り組んでいます。授業2日目は、アディダスの「mi adidas (マイ アディダス)」というスポーツシューズをカスタマイズするMC企画のケースを取り上げました。このプロジェクトを進める中で、小規模のパイロットテスト段階から、小売店を含む、広い範囲のオペレーションの拡大による様々な課題が浮き彫りになってきます。


これらの課題を通して、競合他社との比較やフェーズごとに状況や顧客評価を分類し、それらをどのように洞察するかをグループに分かれて考察し、クラス全体で議論しました。そして、失敗の中にもプラスの効果があったという事実だけで終わるのではなく、なぜそれがプラスに働くのかなどを論理的に考えることで深くケースを理解し、マーケティング、リテール販路の選択、情報管理、生産と物流、プロジェクト管理と戦略的整合性についても検討していきました。


牧田幸裕教授のプロフィール
専門分野:経営戦略、マーケティング、デジタルマーケティング
京都大学経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科修了。ハーバード大学経営大学院エグゼクティブ・プログラム(GCPCL)修了。アクセンチュア戦略グループ、サイエント、ICGなど外資系企業のディレクター、ヴァイスプレジデントを歴任。2003年、日本IBM(旧IBMビジネスコンサルティングサービス)へ移籍。インダストリアル事業本部クライアント・パートナー。主にエレクトロニクス業界、消費財業界を担当。IBMでは4期連続最優秀インストラクター。2006年信州大学大学院経済・社会政策科学研究科助教授。2007年信州大学大学院経済・社会政策科学研究科准教授。2012年青山学院大学大学院国際マネジメント研究科非常勤講師。2016年長野市産業振興審議会副会長。2018年7月より現職。