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EMBA × ノードストローム《Decision Making for Leadership》

#ビジネススクール #合同講義 #EMBA #MBA

東京、名古屋、大阪の3キャンパスの学生が名古屋キャンパスに一堂に会して受講する合同講義が2025年7月19日〜21日まで実施されました。今年度新規開講科目「Decision Making for Leadership」(大林厚臣客員教授担当)の授業1日目をご紹介します。

意思決定の質

意思決定の質とは、「目的の適切さ」「選択する行動が目的を満たす程度」「自分が持つ情報の限界」の3つの要素に大きく影響されます。本授業では、意思決定の質を自らチェックできるような知識と批判的態度を身に付けることを目標とし、自分が当事者ならばどのような決定をするのか、またその理由は何かを議論します。


授業1日目は、「ノードストローム」含め計6つのケースを参加者が授業前までに熟読し予習を行い、クラス内で、特別な化成品を化学業界の大手企業に毎年供給する契約について、供給に必要なコストをかけてでも締結すべきか否かを議論しました。本授業では、意思決定を行うためのツールとして「ディシジョン・ツリー(意思決定プロセスを視覚化したもの)」を用い、各分岐における確率に関するディスカッションが展開されましたが、参加者はケースから得られる情報の限界に頭を悩ませながらも、最適な判断を導くための思考プロセスを体得しながら、1日めの学びのテーマである「価格競争における意思決定」、「合理的意思決定」、「インセンティブの設計」および「情報と情報共有」について理解を深めていきました。

大林 厚臣先生 略歴

Ph.D.(Public Policy, University of Chicago) 。京都大学法学部を卒業後、日本郵船株式会社勤務を経てシカゴ大学より博士号を取得し、慶應義塾大学大学院経営管理研究科(ビジネススクール)教員になる。
 専門は、経済学、経営学、リスクマネジメント、イノベーション。医療経済学会発起人。政府の研究プロジェクトでは、SIP第2期課題「国家レジリエンス(防災・減災)の強化」評価委員長、SIP第3期課題「スマート防災ネットワークの構築」ピアレビュー委員長。