長澤かおりさん
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《最強の環境で、最高の出会いがあります。》 長年、商品開発に携わってきた私の入学の目的は、現業のアウトプットの質を高め、自分自身の揺るがない軸を確立するためでした。ビジネスに必要な思考、知識、言語化...
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Executive MBA
大阪校では換気・ソーシャルディスタンスを守り、ウイルス感染対策を徹底した上で、2020年度秋学期より対面での授業が運営されています。2020年10月24日開講の長沢雄次教授による「Strategic Thinking」をご紹介します。
本授業では、市場分析や企画提案、プレゼンテーションなど「考えて伝える」ための基礎となる論理的思考力を養います。戦略の理論や手法の基礎を学びつつ、様々なケースを通じて実務経験の豊富な講師とのリアリティのある議論を行い、論理的思考に最も必要な戦略と戦略的思考を中心に学びます。
授業1日目は、80年代から90年代にかけて日米のゲーム市場を席巻した任天堂のケースをもとに「戦略思考とは何か?」を理解し、戦略の全体像を把握することから始まりました。当時の山内溥社長の「強いのは1社で、あとはみな弱小です」という言葉は、ソニーや日産といった日本屈指の企業を株式市場価値で出し抜いた任天堂の成功をよく表しています。クラスディスカッションでは、ゲーム市場を再建し半ば独占した、任天堂のハード(ファミコン)を低価格で販売しソフト(ゲーム)で儲けを出す、といった戦略パラダイムの転換とその成功要因を、競合他社やソフト開発会社、ハード製造会社、小売店、そして消費者の視点から深く分析していきました。誰もが馴染みのあるゲームをテーマとし、長沢雄次教授のユーモアが混じった快活なファシリテーションに導かれ、受講生は笑顔で次々と意見を述べ白熱した議論となりました。コロナ禍による社会状況下で物理的には距離を置いても、学びには距離がないことを感じさせてくれる長沢雄次教授の熱意溢れる授業でした。受講生は4日間の授業を通じて、戦略の基礎要素(外部環境分析、内部環境分析、戦略の定石、戦略立案と実行のフレームワーク)に加えて、MBAとしての基本的な戦略思考・発想と論理的思考を習得します。
長沢雄次教授のプロフィール
専門分野:ベンチャー経営、経営戦略、マーケティング
米国ハーバード大学経営大学院修士課程修了(MBA)。日商岩井株式会社経営企画部にて全社経営戦略策定、通信事業部ニューメディアにて情報通信&マルチメディア分野の営業第一線で活躍後、ニフティ株式会社にてインターネットビジネスの戦略的展開に従事。ソフトバンク株式会社入社後、ジオシティーズ株式会社COO,カーポイント株式会社副社長として、インターネット事業立ち上げを指揮。PwCコンサルティング株式会社ダイレクターとして情報通信・メディア・エンタテイメント企業の経営コンサルティング従事。その後、株式会社ライブリッジ、ITベンチャー株式会社テック・インデックス社長に就任。大学院では、ベンチャー経営、経営戦略、マーケティングを専門とし、「戦略経営研究所 製薬・医療ネットワーク部会」の設立や、ヘルスケアMBAの策定も行う。