人材サービス会社勤務
丸山 俊一さん
経営情報学研究科 総合経営 名古屋
2004年4月入学 / 2006年3月卒業
2004年3月に名古屋商科大学を卒業し、同年4月に入学。卒業後は人材派遣・人材紹介を手掛ける企業で営業職に従事し、大手飲料メーカーや大手通信会社、大手玩具・ゲーム会社などを担当しています。
大学と大学院の学びの違いを教えてください
大学は講師の技量と意欲が講義内容を決める。大学院は受講生の技量と意欲が講義内容を左右する。受け身で講師の教えを聞くことが大半の大学とは異なり、大学院の講義は受講生間のディスカッションがメインのアウトプット型です。予習してきた分だけ学びを深めることができ、逆であれば自身も他者も得るものはありません。自身だけでなく他者の学びに影響が出るということで、しっかり予習しなければ!というプレッシャーもありましたが、意識を高く持ち学び続けるという姿勢が身についたと感じています。
NUCBではどんな力が得られましたか?
名古屋商科大学ビジネススクールで得たものは、自ら考え、動き、物事を構築する力だと思います。講義を通じて本音・本気でぶつかり、切磋琢磨したことで身につけられたと感じています。また、モチベーションの高い方々に囲まれていたことで、学びへの意欲も高まりました。講義を通じてできた人脈や自身の考え方を洗練する作業は今でも活きていますね。
学修で苦労したことや工夫したことはありましたか?
大学卒業後すぐに入学したため、当時は社会人経験がありませんでした。《こういう場合はこうだ》とビジネス経験をもとに話せず、社会人学生の方とのディスカッションはハードルが高いと感じていました。ただ、学生視点での発言でも、社会人の方にはそんな考え方もあるのかという驚きもあったようで、実務経験の有無を問わず、互いに高めあえたと思います。萎縮することなく積極的に発言し、他者の発言をしっかりと受け止め、乗り越えました。
学友との関係性はいかがでしたか?
周囲は年上の社会人の方ばかりでしたが、講義では年齢・肩書き関係なくぶつかりあい、講義後は飲み会等を楽しむ仲間でした。バスを貸し切って旅行もしましたし、卒業して10年近く経つ今でも交流がある方もおり、本当に良い関係が築けたと思います。
現在の仕事に役立っている学びはありますか? 将来の展望についてもお聞かせください
営業先の顧客企業に対して何ができるか、を考える点で役立っていると思います。日本を代表する企業への人材提案を担当させていただいているという恵まれた環境下ですので、その企業の現状分析や今後の展望をし、それに対するサービス展開はどうか等を提案することができています。仕事は採用面での企業支援がメインですが、採用後の定着やアフターフォロー・能力開発や採用活動、働き方の多様性および生産性の向上等、人や人事制度に関わる課題は尽きないため、その点を解決または向上できるように自身を磨いていきたいと考えています。
名古屋商科大学ビジネススクールは、国内初MBAの国際認証(AACSB,AMBA)ダブル取得をしたビジネススクール。東京、名古屋、大阪で最短1年間、土日のみの講義でMBA(経営学修士)取得が可能。
取材:2015年10月