MSc in Management × 戦略的イノベーションの推進《Driving Strategic Innovation》

英語開講のMSc in Management（MiM）では、内古閑宏教授による「Driving Strategic Innovation」がLive virtualで開講されました。このプログラム授業はすべて英語で行われ、米国、フランス、インドなど、世界各国からの受講生が集う多様性の高い環境でケースメソッド授業が行われます。授業では、戦略的思考・リーダーシップ・経営における意思決定能力等、マネジメント分野の知識やスキルおよび英語による高度なコミュニケーション力を修得することを目的としており、日系企業に関するビジネスケースやグローバル企業ケースを教材としたケーススタディ、日系企業との連携によるプロジェクト演習、日系企業におけるインターンシップ等、実務に直結した実践的な学びを提供しています。　

本授業では、企業がイノベーションを追求する理由やイノベーションの種類と企業経営における重要性、何がイノベーションの原動力なのかといった問いを立て、これらに対する答えを求める見識をディスカッションを通して養いました。特に注目したのは科学技術や破壊的イノベーションに関連する業界で見られるイノベーションです。これらを理解するために、社風、リーダーシップ行動、チーミング、人材マネジメント、研究開発ポートフォリオの管理・共同作業といった多様な観点から分析を行いました。内古閑教授は研究ネットワークに焦点を当て、産業とは不確実性を伴うものであるということを説明されました。また大手製薬会社のケースを取り上げて、外部からの諸圧力によってどのように状況が変化するかということについて論じました。最後にIDEOの新サービスについて、参加者はブレインストーミングからアイデアの実現可能性や製造に向けたコンセプト開発までの様々な段階について意見を交わしました。