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MSc in Management × 消費者行動《Behavioral Economics》

#MBA #MIM #Japan #Nagoya

英語開講のMSc in Management(MiM)では、Dan Qin准教授による「Behavioral Economics」がLive virtualで開講されました。このプログラム授業はすべて英語で行われ、米国、フランス、インドなど、世界各国からの受講生が集う多様性の高い環境でケースメソッド授業が行われます。授業では、戦略的思考・リーダーシップ・経営における意思決定能力等、マネジメント分野の知識やスキルおよび英語による高度なコミュニケーション力を修得することを目的としており、日系企業に関するビジネスケースやグローバル企業ケースを教材としたケーススタディ、日系企業との連携によるプロジェクト演習、日系企業におけるインターンシップ等、実務に直結した実践的な学びを提供しています。


Class Report

行動経済学は、ヒトの経済活動の中の非合理的な部分に着目し分析を行い、この非合理性のクセを認知することで、より良い意思決定につなげることを模索する学問です。本授業では、人間の行動の本質をより深く理解し、倫理的かつ効率的なビジネス上の意思決定の基礎を築き、消費者行動を理解することを目的としています。授業初日は、Qin准教授から合理的選択とその限界について説明された上で、行動経済学における経済モデルの役割と、行動データとモデルが将来の行動を予測するためにどのように使われるか、またそれらが過去のモデルとどのように関連しているのかについて討議しました。Qin准教授は、過去の企業事例からいくつかの行動パターンを紹介し、その後受講生は実際の消費者行動が行動経済学における合理的選択の仮説からいかに外れているかについて、いくつかのグループに分かれて意見交換を行いました。また、マーケティングの様々なチャネルに焦点を当て、オンライン/オフラインのマーケティング戦略を通じたマーケティング&プロモーションに関連する重要な要素について、いくつかのケースを参照しながらさらに議論を深めました。Qin准教授は、消費者行動に影響を与える要因を把握した上で、価格や品質だけでなく、様々な要素を考慮して、消費者行動を予測することが重要であると説かれました。また、受講生はこの授業を通して、行動経済学のモデルに基づいて、市場での戦略を設計するための実践力を養いました。