MBA×京セラ 《Entrepreneur & Strategy》
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長沢雄次教授によるMBA「Entrepreneur & Strategy」が開講されました。 「Entrepreneur & Strategy」長沢雄次教授 この授業では、起業家の視点から「戦略の本質」を追究します。自社が創業期・成長期にあ...
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MBA
今回は山岡隆志教授による「New Age Marketing」を紹介します。
山岡教授は大手企業において、本社事業開発室長、関連企業の取締役兼CMO(マーケティング最高責任者)を歴任、全社的な事業開発とマーケティング戦略、デジタル・マーケティングを責任者として推進してきた経験を持つ先生です。
マーケティング環境は常に変化しているので、従来型のマーケティング発想では通用しなくなってきています。当講座ではデジタル分野特有の考え方を抑えつつ、これからの時代を牽引するマーケターが持つべき実践的なスキル習得を目標としており、講師の豊富な実務経験より導き出したビジネスで実践できる理論を学びます。
山岡教授の講義では毎回各分野の第一人者がゲストとしていらっしゃいますが、今回はコピーライターの川上徹也氏にお越しいただきました。
川上氏は、大手広告代理店勤務を経て独立され、50社以上の企業の広告制作や各種プロジェクトに携わり、東京コピーライターズクラブ新人賞、フジサンケイグループ広告大賞制作者賞、広告電通賞、ACC賞など受賞歴は15回以上、企業の哲学や理念を一行に凝縮して旗印として掲げる「川上コピー」の発案者です。
また、物語の持つ力をマーケティングに取り入れた「ストーリーブランディング」という独自の手法を開発した第一人者として知られ、現在は広告にとどまらず、企業・団体・地域などが本来持っている価値を見える化し輝く方法を、個別のアドバイスや講演・執筆を通じて提供されています。
講義2日目は、某大学のブランド戦略をテーマにワークショップが開催され、クリエイティブな発想を誘発するアクティブラーニングが行われました。講義3日目は、50名から選ばれた上位8名が発表し、山岡教授と川上氏が審査をされました。山岡教授と川上氏は関西出身ということもあり、お話は面白いですが審査となると雰囲気が変わります。川上氏の前での発表ということもあり、8名とも序盤は緊張されていましたが、1週間で準備したとは思えない創造性溢れる濃い内容でした。マーケティングは対象が同じでも「誰」に向かって、「何」を目的としたかで内容は全く変わることがよくわかります。今回はなんと9月に入学された新入生が1位として表彰されることになりました。
プレゼンテーションの後は、川上氏の講義が始まります。受講生たちが準備したプレゼンテーションは川上氏が過去に携わった案件でしたので、実体験を踏まえてご講義いただきました。当時、何を意識されてキャッチコピーを作成されたのか、作成時の苦労や、裏話まで、余すことなくお話いただきました。また、有名な「川上コピー」や「ストーリーブランディング」も直々にご教授いただきます。受講生たちも第一線で活躍されている川上氏から直接学ぶことができ、貴重なお話を食い入るように聞き入っていました。