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MBA × 旭硝子《Financial Analysis》

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名古屋商科大学ビジネススクールMBAプログラム名古屋校で6月に開講した、瀧野一洋教授による「Financial Analysis」の3日目の授業をご紹介します。瀧野一洋教授は、大阪大学で博士号(経済学)を取得、金融経済学・数理ファイナンス論・金融工学を専門として、優れた研究業績を有する教育者として活躍されています。

価値評価と経営者行動

本授業では、主に(新)事業への投資に関するケースについて、クラスディスカッションを通して考察し、「投資」に対してファイナンス理論からの意識を高め、資産および企業価値を構成する企業倫理的要因の理解と、ファイナンス理論を基にした投資決定ができるようになることを目的としています。


「Financial Analysis」瀧野一洋教授

3日目の授業では、伝統的日本企業から真のグローバル企業への転換を目指す旭硝子のケースを用いたディスカッションを通じ、コーポレートガバナンスへの理解を深めました。2002年末時点の日本企業の中でコーポレートガバナンス改革の最先端を行っていた旭硝子ですが、一般の邦企業のガバナンス問題と旭硝子のガバナンス問題ではどのような違いがあったのでしょうか。この問いに対し受講生からは、企業価値や経営戦略といった観点から様々な意見が挙がりました。また、旭硝子はコーポレートガバナンスにおける企業の監視役としてメインバンク制度を取り入れていたことから、その良し悪しについて、貸借対照表を活用しながら整理しました。経営を学ぶ上で欠かせない財務分野の科目を苦手とする方は少なくないと思いますが、ケースを通じ経営者の目線になってクラスディスカッションを重ねることで、受講生はより深い理解を得ることができます。

感染防止対策について

入館時の消毒・検温の徹底や、ソーシャルディスタンスを保った1席空けての着席、また、教室出入口を常時開放の上サーキュレーターによる室内の換気の徹底等、引き続き新型コロナウィルス感染防止対策を徹底した上で授業を運営しております。