MBA×京セラ 《Entrepreneur & Strategy》
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長沢雄次教授によるMBA「Entrepreneur & Strategy」が開講されました。 「Entrepreneur & Strategy」長沢雄次教授 この授業では、起業家の視点から「戦略の本質」を追究します。自社が創業期・成長期にあ...
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名古屋商科大学ビジネススクールでは1月23日、24日、30日、31日の日程で経営戦略を担当する川村稲造教授による《新事業創造の戦略》の講義が名古屋で行われております。
今回は、講義2日目の様子をお届けします。
組織においてイノベーションを起こす際、リーダーにはどのような力が求められるのでしょうか。問題発見能力、新たな価値の創造力、決断力。求められるものは多々あります。そして、その中でも新規事業を立ち上げる際に大きな壁となるのが説得力と思考力です。
アイディアはある。しかし、それをどう部下に伝え、投資家へ伝え、そして世の中に送り出すのか。その力が試されます。新事業創造の戦略を実務家教員である川村教授が書いたオリジナルケースを用いて学ぶことで実践に役立つ戦略思考を修得します。
講義ではヤマト運輸株式会社のケースを利用し、新規事業を行う際の投資家への説明会を実際にロールプレイング形式で行いました。ロールプレイングは社長役と投資家役を決め、事業計画を発表し質疑応答する形で進行し、学生は自ら体験することで、どのような資料を提示して、どのような説明をすれば相手を納得させれるか、どのように説明して貰えば自分は納得できるのかという視点から発表された事業計画を再度見直しました。
アイディアを伝えるためには、何を変えて何を加えればいいのか。まずは、アイディアを数字に落とし込むプロセスが必要です。その次に本当にその数字に妥当性があるのか。それを説明するにはどのような根拠が必要で、どのようなシミュレーションが必要になってくるのか。
実際にロールプレイングをして体験することで、必要な要素がどんどん浮き彫りになってきました。本来の事業創造においても決断プロセスにあるそれらの要素を発見し、解決する思考力が必要とされます。
今後社会ではより一層、イノベーション能力を持ち合わせた人材が必要とされていきます。その中でアイディアを生み出す発想力と共に、そのアイディアを発信できる能力がリーダーに求められる要素になるでしょう。