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《税理士養成課程》Management and Planning for Financial Products(金融資産運用設計) 永野良佑客員教授

#ビジネススクール #税理士 #税理士試験免除 #税法 #会計

名古屋丸の内キャンパスでは、6月の週末4日間で、永野良佑客員教授によるManagement and Planning for Financial Productsの講義が開講されました。

Management and Planning for Financial Products(金融資産運用設計)

本講義では、一般個人の金融資産運用に必要となる基本的な視点を、「株式市場」「債券投資(社債)」「外貨」「投資信託」の4つの分野を通して学んでいきます。使用する教材は、実在の企業や金融商品の公開情報で、すべてプロの投資家が意思決定の場で使うものばかりです。理論を学びながら現実世界での実績を丁寧に検証し、理論と現実の関係性を理解することで、「理屈はわかったんだけど...だからなに?」「現実は理論どおりにいかないでしょ?」といった、投資やファイナンスの勉強をしたことがある多くの人が抱く疑問にもチャレンジしていきます。
最終的には、金融と個人の関わりを理解することで、受講生たちは税理士として顧客を見る視点、また一社会人として世の中を見る視点を広げていきます。


講義1日目(午前)の様子

テーマは「株式市場」。地元名古屋の企業である山崎製パンの実際の有価証券報告書をもとに、投資判断の前段階として財務分析を行いました。先生の分析の鉄則「必ず過去数期分を横にならべる。間違えていてもいいから実績の変化についての仮説をたてる。」に従い、受講生たちは自身で調査してきた情報を盛り込み自らの仮説を発表しました。それに対し、先生が喩話や事例を用い解説することで、難解な課題にも、受講生たちは楽しく、そして理解を深めていきました。

税理士養成課程の受講生には、ファイナンスや投資の分野には自信がないという方も多い中、講義最終日に行った授業満足度アンケートでは「金融について苦手意識があったが、先生のお話がなるほど!ということばかりで、根本から理解できた。」との声が数多く挙がりました。
名古屋商科大学ビジネススクールでは、このように基本から実在する事例を元に先生や受講生の実体験も交えながら学ぶことで、明日から実践できるスキルを修得します。

永野良佑客員教授のプロフィール
外資系銀行/証券会社にて、ストラクチャード・ファイナンスやクレジット・トレーディング業務に従事。特にストラクチャード・ファイナンスの分野では、日本の不動産担保融資の証券化においては黎明期を担ったひとりでもあり、クレジット商品の分野では当時数少ない日本人ディーラーであった。現在は金融アナリストとして執筆・講演活動を活発に行う一方、金融教育に高い関心を持ち通信教育教材の作成や、各種金融関係の検定試験にも数多く携わっている。