《税理士養成課程》Corporate Valuation and Management 辻正雄教授
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東京で開講された、税理士や会計専門職を目指す方のための税理士養成課程から辻正雄教授による「Corporate Valuation and Management」の授業をご紹介します。 Corporate Valuation and Management この授業は、...
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この授業は、ACCOUNTINGとFINANCEに関する両要素を取り入れています。税理士や中小企業診断士に必要な、顧問先の所有不動産に関する「現状把握」や「有効活用の提案」をケースを通して学びます。顧客の資産、特に不動産についての法規や活用方法を学び、顧客のニーズに答えることのできる状態を目指します。
「雇用・労働と不動産」では、2つのケースを使用し授業が行われました。「働き方改革」の実行計画でのケースでは、「働き方改革計画が不動産に与える影響」や「働き方の変化が資産としての不動産に与える影響」「実行計画に欠陥はないか」の3つのテーマについて学びました。働き方改革が計画される中、女性の社会進出を阻んでいると言われる「103万の壁」についてでは、実際に扶養に入っている学生からの意見も飛び交い、議論は盛り上がりました。また、この授業の受講生は20代〜50代と様々な年代の方が出席しており、不動産と福利厚生を結びつけて活用する方法はあるのかなどの討論では、若手ならではの意見や、ベテランの経験豊富意見など、多様な意見が飛び交いました。
急な少子高齢化による、労働力不足を改善する為に、政府が労働に関する考え方や環境を変えていこうという改革の事です。働き方改革は日本の労働環境や労働意識について、大きな変革を目指して進められており、その内容は、外国人の雇用の受け入れや、転職や再就職の支援、長時間労働の是正、女性や若者が活躍できる環境づくりなど多岐に渡っています。施行日は大企業や中小企業によっても異なりますが、長時間労働・時間外労働に関しては大企業では2019年4月、中小企業では2020年4月を予定しています。
関西大学法学部卒業後、大手住宅メーカー、大手生命保険会社を経て独立。 中小企業、個人事業主の資産管理・運用をコンサルティングする。生命保険会社勤務中に滋賀大学大学院経済学研究科グローバルファイナンス専攻修士を取得。また、1995年以降現在まで、ファイナンシャル・プランナー養成講座、継続研修等にて講師を務める。職歴として、企業との顧問契約、セミナー講師、個人の個別相談、企業事業マッチング等の実務、海外FPとの提携による海外不動産・金融商品の紹介業務等をおこなってきた。現在は、法人・個人の資産管理・運用に関するコンサル業務をおこなっている。