日本は「脱・成長論」に惑わされるな!
『中国式経済は国民を幸福にしない』自由を奪われた社会では格差がひどくなる。
日本を代表するエコノミストと、最前線で戦う投資ストラテジストが対談形式で語る民間企業の底力を沸き起こす経済論。
<本書の主な内容>
コロナ禍で見えてきた「大きな政府」/メンツを傷つける決断ができない中国/CO2削減に政府の細かい指導は不要/中国・権威政権の危うさ/嘘をつくしかないのが権威主義の弱さ/「ハイリスク・ハイリターン」を求めた習近平/相当減速感が強まっている中国経済/デカップリングで中国はかんり痛む/岸田政権の経済政策に欠けているもの/「人新世」のムーブメントは理解できない/「リバタリアン」こそが日本の道
原田教授は東京大学農学部卒業、博士(経済学)。経済企画庁海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長、大和総研専務理事チーフエコノミスト、早稲田大学政治経済学術院教授、日本銀行政策委員会審議委員などを歴任。現在、名古屋商科大学ビジネススクールで教鞭をとり、著書に『昭和恐慌の研究』(共著、日経・経済図書文化賞受賞)、『日本国の原則』(石橋湛山賞受賞)、『日本はなぜ貧しい人が多いのか』『ベーシック・インカム』『デフレと闘う』『コロナ政策の費用対効果』などがある。