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事業承継研究所

Center for Family Business

チュラロンコンビジネススクールへ講義提供

2021年11月、名古屋商科大学ビジネススクールの研究機関の1つである事業承継研究所がタイ・チュラロンコン大学ビジネススクールEMBAの学生延べ200名に、日本のファミリービジネスをテーマとした授業を提供しました。授業は「Japanese Spirit of Family Business」というタイトルで3日間に渡って実施され、本学研究科長(渉外担当)の横山研治教授が教鞭を執りました。

チュラロンコン大学ビジネススクールはタイで最初にAACSB、EPAS(EFMD Accreditation)およびEQUISを取得し、ASEANでのビジネス教育をけん引している高等教育機関です。本学とチュラロンコンビジネススクールは2021年10月にMOUを締結しており、今回の講義提供がMOU締結後初の学術交流となります。当研究所が日本を代表するファミリービジネス研究機関であるという評判を聞きつけたチュラロンコンビジネススクールからの依頼によって今回の授業が実現しました。

タイはアジアの中ではファミリービジネスが発展しつつある国の一つで、今回の授業を受講した参加者の多くがビジネスの承継を予定しています。今回の授業では実務的な質問が数多く寄せられ、経営者として事業を発展させようという強い意欲と日本のファミリービジネスから多くの学びを得ようという姿勢が多くの参加者から見られ、大変内容の濃い授業が展開されました。

授業終了後にはチュラロンコン大学ビジネススクールの担当者より「渡日が可能になった際は、本学EMBAの学生を中心に名古屋商科大学ビジネススクールに送りたい」とのご評価を頂戴することができました。当研究所としても、アジアと始めとした各国のビジネススクールとの交流を増やし、引き続き日本のファミリービジネスの素晴らしさを世界に普及して参ります。


名古屋商科大学事業承継研究所

名古屋商科大学と愛知県信用金庫協会会員15金庫は、2015年7月10日に事業承継支援に関する連携協定を締結しました。本学教員と信用金庫職員らが研究員を務める「名古屋商科大学事業承継研究所」を設立し、親族内承継を目的とした事業承継人材育成に協同で取り組んでいます。親族内事業承継を支援することで、中小・小規模事業者の事業基盤強化を図り、技術・暖簾(のれん)を後世に伝えると共に、企業の長期的な成長や雇用創出、地域産業の活性化などを目指しています。